のどの詰まり
咽喉頭異常感症(いんこうとういじょうかんしょう)といいますが、のどに球が詰まっているような感じという訴えが多いことから「ヒステリー球・梅核気」とも呼ばれています。
ヒステリー球・梅核気
のどの違和感・不快感の訴えですが、様々な表現があります。
- のどに何かが詰まった感じ
- なにかが引っかかっている気がする
- のどが締め付けられる
- 圧迫感があって苦しい
- 飲み込みにくい
- のどの奥がイガイガする
- のどが腫れている感じ
- 胸がつかえる
詰まっている感じから吐き気をもよおす場合もあります。
まずは病院で検査を受けてください
のどに腫瘍・傷・炎症・甲状腺などに異常がないか耳鼻咽喉科や内科で検査することが必要です。
- 検査を受けても異常が見つからない
- その症状から精神的苦痛や生活に支障が生じている
- 呼吸や食事の機能には障害がない
の場合にヒステリー球とされます。
ヒステリー球の原因
検査で異常が無い場合、喉の違和感の原因は大きく分けて2つあります。
①胃の問題・・逆流性食道炎。胃酸が逆流して食道やのどが刺激され違和感となります。
②首や喉の筋肉の問題・・首やのどの筋肉の緊張が違和感の原因となっている場合があります。
特にこの緑色の筋肉(胸鎖乳突筋)が張っていると首のコリとともに喉の違和感を感じることもあります。
ストレス・自律神経・ヒステリー球の関係
不安や緊張などのストレスは交感神経の働きを亢進させます。
交感神経は筋肉を収縮させる働きがあるため、喉・食道付近の筋肉が締め付けられ「詰まった感じ」「締め付けられる感じ」が発生することがあります。
また唾液の分泌も少なくするため喉が乾燥しやすくなり、イガイガとした感じや飲み込みづらさなどにつながります。
病院ヒステリー球の治療・漢方薬
ヒステリー球の症状が続くと不眠、不安、うつ状態などが見られることも多いため、そのときはお薬で心身の苦痛を緩和させていきます。症状へのとらわれがひどい場合には、抗うつ剤などを使用します。
- 抗うつ剤
- 抗不安薬(精神安定剤)
- 睡眠薬
これら以外に状態に応じて抗精神病薬や気分安定薬などが使われることもあります。
漢方薬では半夏厚朴湯が有名です。
ヒステリー球・梅核気の鍼治療
●お腹の緊張を探り、それを和らげるよう手足のツボを用います。
胃腸の状態を整えることを目的とします。
●のどの詰まりを引き起こしている首~肩の緊張を改善します。
●背中の状態も精神状態により影響します。この緊張にも対応します。
生活習慣の見直し
私たちの身体も心も、睡眠・食事・運動といった生活習慣によって大きな影響をうけます。生活習慣が乱れていると、自律神経の働きも乱れます。
心身を健全に保つために、生活習慣の見直しは治療のうちの一つとも言えるくらいとても大切なことです。
睡眠
睡眠不足の状態は交感神経が緊張し、のどの筋肉が締め付けられ圧迫感を生じやすくなります。ストレスへの感受性やイライラ感も高まります。
睡眠のリズムをできるだけ整えることが大切です。
食事
胃腸の不調はのどの詰まり感などをさらに強まって感じさせます。
消化不良・胃もたれ・食べ過ぎ・刺激物の摂取などがあると食道や胸がつかえたり、胃酸が食道を刺激したりすることがあります。
早食いもよくありません。消化の良いものをよく噛んで食べるようにしましょう。
アルコール・喫煙
アルコールやタバコはのどを荒らしやすく、症状を強めてしまいます。
営業時間【表記は受付時間です】
月火水・金土 | 9:00~17:30 *土曜は不定休 |
木 | 9:00~15:00 |
日祝 | お休み |
臨時休業日もございますので詳しくは営業カレンダーをご覧ください。
料金
初診料 1,500円 初回のみ
施術料 4,500円 (中学生までは3,500円)
ご予約
【お電話】または、問い合わせフォーム、LINEからできます。
TEL: 090-9901-7673
当院の特徴
問診を大切にしています
女性鍼灸師が施術いたします。
初めての施術の際には丁寧な問診をしています。
無意識の動きや癖、関係ないと思っていたようなことが不調を引き起こしていることもあります。またそれを知ることが治療をするうえでとても重要になりますので、主症状はもちろん小さな痛みやお悩み、気になっていることもお伝えください。 |
整動鍼
症状を引き起こしている原因を考えて施術しますので、痛むところだけでなく身体全体の触診も大切にしています。他に動作の確認もします。
ミリ単位に定められたツボを丁寧に探します。
鍼の本数は少なくやさしい刺激で、身体の変化を感じられるのが特長です。 |
やさしい鍼
とても細い鍼を用いています。
強い痛みや刺激を与えることはありません。小学生、中学生のお子さんも安心して施術を受けていただいています。 |
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