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腕を真横に挙げることができない肩の痛み

症状

3カ月ほど前に突然五十肩の症状が出始め、左の腕を横から上にあげることができなくなった。 整形外科で診断、リハビリを受けているがあまり変わらない状態が続いている。

  • 来院者

    女性

    50 代

  • 期間

    2019年9月
  • 頻度

    週1回程度
  • 通院回数

    3回

施術と経過

動作をみていくと横に挙げて90度で痛みがでるほかに、腰に手を回す動作で肩の前側が痛むことがわかった。 初診 もともと首肩こりも強く左側に様々な症状が出ることが多い。左側股関節の硬さも見られため、肩関節や股関節の動きに関係する首のツボに鍼をした。肩が少し軽く感じ、120度まであがるようになった。肩の動きに関係する臀部とふくらはぎに鍼をしたところ180度まで上がるようになった。腰に手を回す動作ではまだ痛みが残り、動かしにくさもあったため関連する脊柱のボをつかったところスムーズになった。 初診から4日間は良い状態が続き、その後少し引っ掛かりがでるようになってきたが可動域は問題がなく日常生活が送れた。 2診 同様に施術 3診 2診から一週間はひっかかりや痛み、可動域など問題無く快適に過ごしていたが運動をしたところまた痛みがでてしまった。可動域は問題ない。ジャンプなどを繰り返す運動のため下半身への負荷が大きいのではと考え、2診までと同様の施術にくわえ右足の膝にあるツボを使用した。 「何事もなかったかのよう」と普通に肩を動かせる状態に回復されたため、激しすぎる運動は少しずつしていただくことにして終了した。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

肩の動きには背部や股関節の動きも関係している。 肩関節付近だけではなく全身をみて、動きの悪い部分や緊張の左右差をみつけていった。今回は下腿の負担が背部への影響を及ぼしていることと股関節付近の緊張が症状を引き起こしていると考え、その過緊張を緩めたことで可動域が大幅に改善した。

担当スタッフ

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