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夜寝ている時の歯の噛みしめ

症状

2年ぐらい前に歯医者さんで歯にひびを入っていることがわかり、夜寝ている時の歯の噛みしめを指摘された。 口が開けにくい、顎が痛いなどの自覚症状が無く日常困る事はないが、歯の状態が心配なのとマウスピースを今後もずっとつけなくてはいけないことに不安を抱き来院された。

  • 来院者

    女性

    50 代

  • 期間

    2019年2月
  • 頻度

    月3回程度
  • 通院回数

    3回

施術と経過

日中に困るような症状は無く、顎~肩周辺も症状や左右差など自覚症状は何も感じない。 夜中に強く噛みしめたときの翌朝は、舌を歯に押し付けるようで「舌が変色」していたり「舌に歯の跡がくっきりとついている」「顎が疲れている」ことがわかる。 初診 左右の首~肩を触診すると右の筋肉に硬さがみられたため、その部分を緩める目的で肩甲骨内側と背中に鍼をした。施術後には右側の硬さが緩んでいることを確認できた。咬筋も右が硬くなっていたためやわらげる目的で手に鍼をした。 2診 舌が変色していることは無くなったため、酷い噛みしめは減っていると感じている。夜なかなか眠れなかったのが眠れるようになった。 初診の後、左肩のコリを強く感じるようになった。前回右側の緊張が大きく緩んだためと考え、今回は左右のバランスを考えて施術をした。またストレスを受けやすく胃腸症状が起きやすいということもあり、頭のツボに鍼をした。 3診 前回の施術後、布団に沈み込んでいく感じがしてあっという間にぐっすり眠れた。寝起きの気分もとても良かった。2診目と同様に施術をした。 初診の際にみられた首や肩の緊張が大きく緩和しており、「舌が変色」「舌に歯の跡がくっきりとついている」「顎が疲れている」ことが無くなった。マウスピースを新しく作る時期になり、マウスピースのすり減り具合や朝の状態をみてまた声をかけていただくとして終了した。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

まとめ

自覚症状が無かったため、朝の状態の変化と初回にみられた首肩の緊張に着目して、ご自身で確認していただいた。 顎関節そのものだけでなく、首肩の緊張、夜ぐっすり眠れないということと、ストレスを受けたときの胃腸症状と身体全体を考慮したことが良い変化につながったといえる。

担当スタッフ

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