胃腸症状
下痢や便秘、お腹の不快感で病院を受診し、検査で胃腸に炎症や潰瘍、器質的疾患などの異常がない場合に鍼灸は適応となります。
下記のように過敏性大腸症候群、逆流性食道炎など診断されなくても、食欲がなく食べれない、食べた後にお腹が痛くなる、消化不良などの不調があるという方も多く来院されています。
過敏性大腸症候群(IBS)
3つの分類
下痢型
電車や試験などすぐにトイレに行けない状況によく起こり、腹痛を伴いながら急な便意を催します。外出中や仕事、学校など症状が心配で外出困難となったり、不安な気持ちがストレスになり、さらに悪化することもあります。
特に日常生活に影響を及ぼしやす症状といえます。
便秘型
腹痛を伴う便秘。下痢を起こすことはほとんどありません。
お腹の張り・残便感・ガスという症状があります。
腸がけいれんすることで便が停滞してしまい、水分が過剰に奪われてコロコロとした小さな硬い便になります。女性に多いタイプです。
混合型
「下痢型」と「便秘型」の症状を交互に繰り返してしまう場合です。
逆流性食道炎
逆流性食道炎とは胃の中の酸が喉や口に逆流することで
胃もたれ、みぞおちの痛み、胸焼け、喉の痛み、のどのつかえ、口の中が酸っぱいなどの症状が起きる病気です。
胃の働きの低下・胃酸の逆流でのどや食道の粘膜が刺激される
胃もたれ・・胃が重たい・食べ物が残っているような消化不良、気持ち悪さ
胸やけ・・・胸全体が焼けるような感じ。食後に起こる方が多い
のどの痛みやつかえ・・ヒステリー球、梅核気(ばいかくき)とも呼ばれる
朝や夜間に症状が強くなることがある
げっぷ・・逆流性食道炎では多く見られる症状
吐き気・・げっぷや気持ち悪さと併せてでることが多い・酸の刺激で過敏になった食道粘膜に食べ物などが触れる
現在は食道に炎症を認める逆流性食道炎と、炎症の兆候のない非びらん性胃食逆流症を合わせて胃食逆流症と呼ばれています。
過敏性大腸症候群・逆流性食道炎
原因は
過敏性大腸症候群・・
逆流性食道炎・・食道と胃の間にある下部食道括約筋の緩み。暴飲暴食、タバコ、よく噛まない、お酒などの生活習慣や猫背、ストレスなど。食事内容も関係します。
機能性ディスペプシア・・
治療法
診療
胃の症状ー胃腸科、消化器科、内科
喉ー耳鼻咽喉科
咳ー呼吸器
まず症状のある疾患でかかる科をきめましょう。
セルフケア
- 早食いをやめてよく噛むだけで、胃の負担は減ります。
- 食事内容の見直し。
- 食事量(食べ過ぎ)に注意します。
ストレスとの関係
胃の働きは自律神経によってコントロールされています。
自律神経はストレスの影響を受けやすいとされています。そのためストレスを受けると胃の働きが乱れたり、胃粘膜の働きが弱り胃の痛みに繋がったりします。
ストレスそのものを減らすことももちろん大切ですが、まず乱れているお体の状態を整えることで胃腸の本来の働きを取り戻します。
胃腸症状の全身への影響
胃腸の調子が悪くなると胃腸症状そのものだけではなく、肩こりやめまい、倦怠感など全身に影響が及びます。
胃腸症状の場合は精神的ストレスが大きな原因にもなりますが、その症状により日常生活が制限されまたストレスになり得ます。
鍼灸施術
当院の鍼灸施術・お腹や背中の硬さを正常にする
下痢、便秘などの消化器症状がある場合、お腹の表面に緊張や違和感などのサインが出ています。体には内臓-体性反射といって、内臓の状態が表面に硬さとして反映されるしくみがあります。
その硬さが内臓の働きを妨げ、不調を引き起こし、さらに不調がストレスとなり再び影響してくることになります。
当院で行っている整動鍼では、腹部の反応を下図のように19エリア(左右で38エリア)に分けて、症状の原因となっている緊張を見逃さない治療をしています。
この緊張を手や足のツボに鍼をして和らげることで、胃腸の働きが正常に機能していきます。お腹に直接鍼をすることはありません。
各エリアに対応したツボを使い分け患者さんご本人が感じる腹部の痛みや、不快感、硬さを指標に施術を行います。
営業時間【表記は受付時間です】
月火水・金土 | 9:00~17:30 *土曜は不定休 |
木 | 9:00~15:00 |
日祝 | お休み |
臨時休業日もございますので詳しくは営業カレンダーをご覧ください。
料金
初診料 1,500円 初回のみ
施術料 4,500円 (中学生までは3,500円)
ご予約
【お電話】または、問い合わせフォーム、LINEからできます。
TEL: 090-9901-7673
当院の特徴
問診を大切にしています
女性鍼灸師が施術いたします。
初めての施術の際には丁寧な問診をしています。
無意識の動きや癖、関係ないと思っていたようなことが不調を引き起こしていることもあります。またそれを知ることが治療をするうえでとても重要になりますので、主症状はもちろん小さな痛みやお悩み、気になっていることもお伝えください。 |
整動鍼
症状を引き起こしている原因を考えて施術しますので、痛むところだけでなく身体全体の触診も大切にしています。他に動作の確認もします。
ミリ単位に定められたツボを丁寧に探します。
鍼の本数は少なくやさしい刺激で、身体の変化を感じられるのが特長です。 |
やさしい鍼
とても細い鍼を用いています。
強い痛みや刺激を与えることはありません。小学生、中学生のお子さんも安心して施術を受けていただいています。 |
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