動き出すときに膝の内側が痛む
症状
10カ月前に右膝内側の痛みが出始めた。 レントゲン、MRIの検査はしたが異常は見つからなかった。水を抜く、ヒアルロン酸、鎮痛剤の湿布などをしてきたが変化がみられなかった。 「同じ姿勢が長時間続いた後の動き始め」や「下り坂」で痛むのと、膝が伸び切らないのが気になっている。 右膝をかばっているうちに、左膝のお皿の下にも痛みが出てきて不安になり来院された。
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来院者
女性
50 代
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期間
2018年8月 -
頻度
週1回程度 -
通院回数
3回
施術と経過
「背中をさすってほしい」という感じがするということで、全体をみていくと背中と大腿部が特に硬くなっていた。 大腿裏の硬さをやわらげるために関連する腰のツボに鍼をした。次に膝の動きを整えるために、背中と骨盤の近くにあるツボに刺鍼。 長座位(足を伸ばして座る)で確認したところ、施術前は右の膝裏は床につかなかったが、施術後は「引っかかりが取れた感じがする」としっかりと膝裏が床に着いた。 2診 右はほとんど気にならなく動き始めの痛みも無い状態が続いていたが、今度は左が気になってきた。臀部や膝裏の硬さをチェックして施術をした。 3診 右の状態は維持できている。左はたまに曲げるときにかみ合わせが悪い感じ、という状態で2診と同様に施術。
使用したツボ
まとめ
施術の期間中に、上り下りがある道をウォーキングしたとのことだったが右ひざの痛みは再発する事はなかった。 10か月の間、膝内側の痛みそのものに加えて動き始めの痛みを我慢したり、かばおうとしたりという動作が繰り返されたのも身体に現れたと考えられる。 膝の周辺だけではなく、背中や臀部・大腿の硬さも膝の動きに関係している。痛む部分以外の広い範囲をみて、硬さを和らげることで動きやすい状態を作り痛みが軽減した。
担当スタッフ